2021-01-01から1年間の記事一覧
『この世界の片隅に』という映画があります。大ヒットロングランでしたし、テレビでも放映されましたので、ご存知の方が多いと思います。 konosekai.jp この映画は、いわゆる反戦メッセージを含んだものとして、また“そのわりに説教くさくない”ものとして語…
きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。 須賀敦子の著作『ユルスナールの靴』はこのような印象的な文章…
思うところあって、河合隼雄『こころの処方箋』(新潮文庫)を読み返していました。 www.shinchosha.co.jp 河合隼雄と言えば日本における臨床心理学の泰斗、臨床実践や大学での指導の一方、旺盛な執筆活動や講演を行って、本邦にカウンセリング(心理療法)…
当オフィスでお引き受けできることの一つとして、「夢分析」というものを挙げています。ここでいう「夢」とは、寝ている間に見る、あの「夢」のことです。 心理療法において夢を取り扱うということについては、馴染みがある方とそうでない方がおられるのでは…
これがあったから死の淵からなんとか引き返してこられたと思うような、魂を打ち震わせるような表現に出くわすことがある。これはもちろん万人に共通するものではなく、いつ何と出会うか、それによって自分に何が起こるかは無数の組み合わせがあり、誰にも予…
ポーポの近くを歩いていて、思わずこの花の写真を撮りました。一年ぶりの再会です。 *** このホームページの背景画像にも使っているこの花、ポーポの近所の植え込みでよく見かけます。「キンシバイ」という花で、梅雨時期から夏が花の盛りのようです。 花…
今は多くの方がスマートフォンを持っています。 スマートフォンが身近になったことで私にも様々な変化が起こりましたが、写真をどんどん撮るようになったというのもその一つです。 スマホを持っていると、歩いていて「あ」と思った時に写真が撮れ、フィルム…
上本町近辺の町をよく歩いています。 薄田泣菫の歌碑の写真を撮っていると、その陰から子どもが一人出てきました。首を傾げながら、写真を撮る私と歌碑とを交互に見ます。その子にとっては日常の遊び場、これが被写体として特別な対象になるということが不思…
心理臨床オフィスポーポの最寄り駅は、近鉄・大阪上本町駅または大阪メトロ・谷町九丁目駅です。 駅の周りは商業施設や劇場(新歌舞伎座)があってとてもにぎやかですが、5分も歩くと静かな町が広がります。 緑豊かな公園があって、 木には蜂。 神社があっ…